起源

「革新的な商品を開発するために、私と一緒に貢献してくれた人たちに、自由に使える物理的空間と資源を与えたいと考えます。そうすれば、新しい物事を学び続け、その成果を他の人々のために役立てることができるでしょう。」

「引退や退職を、活動的な生活の終わりと考えることは大きな間違いです。
高齢者に対する今の社会の姿勢のルーツには、物質主義と生産能力を重視する考え方があるのでしょう。これは、高齢者が長い年月の間に蓄積してきて若い世代に伝えることのできる、精神的価値、豊富な経験、知恵、人間性を軽視するものです…」

「私と家族は、この基本的考えから、フェレログループ内では高齢者軽視の姿勢は断固許容しないと決めました。この信念に基づいて、多くの仲間たちの労働、無私の精神、責任感、貴重な忠誠心に敬意を払うための財団を立ち上げました。」


ミケーレ・フェレロ、1983年10月28日、アルバにて